(つばさの声で)
大好評オリジナルビデオシリーズ「流聖天使プリマヴェールex」第○弾っ!
< 映像:街中で戦闘するプリマヴェールふたりのアクションシーン >
今回は、プリンスに調教されて完全服従してしまった
ふたりのプリマヴェールのお話です!
< 男根にうっとりと奉仕する純菜。純菜の顔から精液を舐め取るつばさ >
プリンスに性奴隷として自分のすべてを捧げたふたりに、ついに運命の日が……。
< 目を閉じて両腕をひろげ何かを受け入れようとする純菜。 >
< プリンスの手には何か緑色いものが…… >
「流聖天使プリマヴェールex○、『The reborn day』」! 絶賛発売中!
< 一瞬映る、お腹を大きくして運ばれていく、プリマヴェールの姿…? >
勅命降臨っ! いくわよ、転生(てんせ)──っ!
精液まみれにされた可愛らしい顔を近づけ、
プリマヴェール・月(ツクヨ)──純菜は、プリンスの男根の鈴口を吸った。
ちゅっ ちゅっ……
たった今、いつものように、プリンスにフェラチオ玩具として使用されたばかりだ。
亀頭の先から残りの滴を吸い出せ、というプリンスの命令に、
おとなしくひざまずいたまま、純菜は従っていた。
プリマヴェールのコスチュームは胸が破かれ、形の良い乳房が露出させられている。
下半身からは下着も抜かれている。
隣には、太陽(コロナ)──つばさが、同じかっこうでひざまずいている。
濡れた唇とその周辺が、純菜と一緒に今まで奉仕していたことを示している。
今はプリンスの次の命令待ちで手持ちぶさたの状態らしく、
うずく身体を持て余して、もじもじさせている。
純菜の瞳には、うっとりと隷属の喜びが、
つばさの瞳には、隠された心の中の期待感が、それぞれ浮かんでいた…。
マルク・ジェネの新獣人との戦いで
力を使い果たしてマルク・ジェネに捕らえられた純菜。
その純菜を救おうとして果たせず捕らえられたつばさ。
ふたりの処女を奪ったプリンスは、プリマヴェールに過酷な性奴隷調教を施した。
そしてついに、ふたりにマゾの自覚を植え付け、
プリンスに一生その身を捧げると誓わせることに成功したのだ。
その余勢で、プリンスはプリマヴェールふたりを用い地上征服を成功させ、兄を追い落とし、
プリンスの称号はそのままについに階位を最高位ジェネラルにまで進めた。
今ではプリマヴェールはマルク・ジェネの怪人・戦闘員部隊の貴重な戦力であり、
プリンス個人の可愛い性的ペットだった。
「純菜」
「はい、プリンス様」
「ふふ……、あのプリマヴェールが、いまや俺のちんぽに喜んで吸い付いている……。
この姿、俺と戦っていた頃のお前に、見せてやりたいな」
「…………」
恥ずかしいのか、純菜は、頬を赤らめ、少し視線を逸らした。
「初めて俺とセックスした時は泣き叫んで抵抗したというのに……
あの、うぶで、淫行に抵抗感を持っていたお前は、どこへ行ったのやら」
「プリンス様が純菜をこんなふうにしたのに……」
プリンスは、純菜に、自分のあそこに手を入れて俺の目の前に出せ、と命じ、
純菜は恥ずかしそうにそれに従った。…差し出された指先は、ねっとりと濡れていた。
「俺に、おもちゃとして弄ばれて興奮しているんだろう?」
「はい、……はい、プリンス様」
プリンスは、心の底から、といった歪んだ笑みを浮かべた。
「今日は、お前に聞きたいことがある。お前が一番嫌いな調教は、何だ?」
「え……?」
純菜の脳裏に、プリンスにしてもらった、数々の恥ずかしい行為が思い浮かんだ。
「こうして、小便をするところに唇で奉仕して、精液を飲まされるのが辛いか?」
「いえっ! ……プリンス様にご奉仕するのは好き……です。お汁も、最初は
飲むのが辛かったけど、プリンス様のなら、……美味しいと思います」
「では、外でセックスしたり、俺の目の前で放尿をして見せるのがイヤか?」
「いえ…。恥ずかしいことをプリンス様に見られていじめられるのは……、
マゾの純菜の、いちばんの喜びです」
「おしりを叩かれておしおきされるのは嫌いか?」
「…………」
「嫌いか……」
「………じゅ、純菜はこの前、おしりを叩かれただけでイッちゃった時、
『おしりを叩かれるのしぬほど好き』ってちゃんと言いました……。
プリンス様の、いじわる……」
純菜は、瞳を潤ませてプリンスをみつめている。
「フフ……。憧れのお姉様がこんなに変態になってしまって、悲しいか?」
プリンスは、つばさに視線を向けて言った。
つばさは、恥ずかしい言葉を言わされた純菜本人と同じくらい
興奮しているようだった。顔が、真っ赤だ。
「どんなねーさまも好きっ。好きですーっ…」
そう言って顔を純菜の顔に近づけると、プリンスの目も気にせず、
飛び散った精液をぺろぺろとなめとっていく。
そして、純菜の唇に、何度も情熱的に口付けた。
「もう……つばさちゃん……。ん…」
純菜も目を閉じ、口付けで応えた。
「では純菜、お前自身に応えてもらおうか」
「はい。どうしてもイヤなのは、スライム……です」
「プリンス様本人に抱かれたり、プリンス様のち、ちんぽに奉仕したりするのは、
純菜は、…好きです。でも、でも……、人間じゃない物に責められるのは、イヤ…。
特に、スライムに責められるのは、イヤです……」
悲しい戦いの記憶も、思い出してしまうから──。心の中で、純菜は付け加えた。
プリンスは、純菜のきれいなストレート・ロングの髪を掴んで、顔を引っ張り上げた。
「あう……」
そんなふうに乱暴に扱われるのにも、幸せな心地を感じてしまう、純菜。
「それに、人間じゃないものに犯されて快感を感じてしまう自分も、
恥ずかしくてイヤなんだろう?」
「はい……」
「自分が人間以下のものに堕ちてしまうような恐さを、感じるんだろう……?」
「そ、そうです……そうなんです…」
「なら、これをやろう」
プリンスは純菜の髪から手を放すと、背後の、人間の子供ほどの大きさの
ブリキ缶風容器をふたつ、開けた。……何かをつかみ出す。
「ああ……」
純菜は、絶望の吐息を吐いた。
プリンスがつかみ出したのは、2匹のスライムだった──。
最初から純菜の答えがわかっていて、これをあてがうつもりだったのだ。
「今までのスライムの、さらに改良型だ。
お前らに倒される前のスライム男の機能を、かなり、取り戻しているぞ」
「…イヤ……」
「ただアメーバ状に触手を伸ばすだけではない。
再び、男根の形を作ってお前たちを犯すことも可能になった。そして……」
「………」
「そこから射精して、人間の女に仔を産ませる機能も回復した」
「え……。……い、嫌! イヤあぁぁぁ────ッッ!」
「これからは、これをずっとお前らの身体に張り付かせることにする。
俺の命令に従わなかった時、作戦に失敗した時は、
罰として、俺の指示ひとつでお前らを犯すように仕込んである」
「やめて……、お願いです……。……や、やめ…て……」
純菜は、プリンスの膝にすがりついて懇願した。声が、震えていた。
「今後は、お前と一心同体のパートナーだ。徐々に、知能と、以前の記憶も
取り戻すだろう。…お前らになぶり殺された時のこともな」
「そ、そんな……」
「まだまだ、お前らプリマヴェールを一度で必ず妊娠させるほどは回復していない。
しかし、いずれはスライム男とお前の可愛い子供を見ることができるだろうな……」
「いや……嫌です……そんなのヤああ……」
純菜が、肩を落として泣き出した。つばさも、純菜にすがりついて泣いている。
抵抗はできない、受け入れなければならないということは、ふたりとも悟っていた。
しかし、たった一つの希望をこめるように、純菜は言った。
「私……」
純菜の喉が、こくりと鳴る。
「プリンス様となら……。プリンス様との赤ちゃんなら、産みたいです…。
駄目ですか……? プリンス様……」
プリンスは、目を潤ませながらの純菜の嘆願に、
その細いあごを右手で掴み上げて応えた。
「俺はお前が好きだぞ、純菜……」
「え……」
純菜の耳が、赤く染まる。
「お前が、屈辱と羞恥の渦の中で堕ちてゆく姿を見るのが、心の底から好きだ。
だから、お前にこれを捕り付かせる。お前にスライム男の仔を、産ませる……」
「あ………」
純菜の涙は、ぽろぽろと止まらずに零れ落ちるばかりだった……。
スライムを受け入れることを決めた純菜。
ぺたりと床に座り込み、両腕を開き、
目を閉じてプリンスがスライムを放つのを待ち受ける。
つばさも同じ姿勢をとった。
じゅるり……。
差し出されたプリンスの手から、スライムが少女ふたりの肉体に移住していく。
「うあ……っ」「や、やぁん…!」
乳房剥き出しの胸から入り、あっという間にスルスルッと服の隙間に滑り込んだ。
さっそく、純菜の身体全体に細く長く広がり、
乳首、クリトリス、肛門など、過敏な部分を発見しては、刺激する。
ふたりの少女は、感電したように、快楽にのたうつ。
「あ、あ、あ、あ、あ、あぁぁ……っ!」「あっあっあぁん、ねーさま助けてーっ!」
触手は、カバー状になってクリトリスを包みこみ、優しく、優しく、揉みしだく。
さらにカバー状のカサの中に、微細な触手が一本、作り出された。
それが、きゅっ、きゅっ、とクリトリスの外辺を押しながら、ゆっくり一周してゆく。
「んん〜〜〜〜〜〜〜〜っっ!!」
純菜が股間を押さえて唸る。ぶるぶると震えていた。
一方、胸には、ゼリーでできたおろし金のような、平たい触手をあてた。
その表面のザラつきを使って、かする程度の感触で乳首と乳房を刺激する。
「あ……か…はっ…………っ!」
それは、つばさの小さな胸にすら衝撃のような性感を与えているようだ。
もちろん、その二ヶ所だけではない。
脇腹、お尻、もも、すね、くるぶし。
脇の下、二の腕、手のひら、うなじ、耳。
純菜のすべてを、つばさのすべてをむさぼるように、触手は愛撫を続ける。
「おしっこ出ちゃう…」
つばさの股間から、シャア……という音が響いた。
感覚の洪水が、つばさの幼い身体の限界を超えたのだ。
「つばさちゃんっ。…………」
じょおぉ……と、つばさより大きく長い音がし、純菜のプリマヴェールの
コスチュームも、尿で濡れた。純菜も人肌の水溜まりを作ってしまったのだ。
「ねーさま……、アン、アン、ねーさまも、出しちゃったの…?」
「うん……だ、出しちゃったの…。アァっ、プリンス様、ごめんなさい……!」
ふたりの目の前にそれぞれ触手が一本現れ、唇の形を作った。
それが舌なめずりし、純菜とつばさ、ふたりの唇を奪った。
「ん───っ! ん───っ!」
スライムの唇は、わざわざ舌まで作って、それを少女の口内で這わせ、
純菜の歯茎の裏、舌の表裏まで、口内くまなく蹂躪する。
全身を触手でいじり回しつつ、口内の愛撫も長々とやめてくれないスライム。
とうとう純菜は、スライムなどと深く深く舌を絡め合ってしまった。
「ぷはあ……」
スライムとのディープキスからようやく解放されると、
今度は、目の前に小さく萎(しな)びた男根型の緑色の触手が現れた。
「奉仕を………!」
屈辱で泣きそうになりながら見上げると、プリンスは、無言で純菜をみつめていた。
あきらめて、自分を種付けする男根をそそり立たせるために、奉仕を始める。
ぺろ…ぺろ…ちゅっ……「んっ…んっ…んっ…」
人間の男根のように大きく勃起する、男根触手。
奉仕に満足すると、純菜の首まわりから服に潜り込み、下半身に向かってゆく。
肌を這い降りる男根の移動は、純菜の膣口の前で、ぴたりと止まった。
これまでの調教で、伸びた触手には何度も膣、肛門、口に入りこまれた。
でも、はっきり男根の形をとったものに犯されるのは、初めてだ。
(同じことされるんだ……ちなつさんや、茜と)
こころに、重い衝撃が走る。
だが、それがまた、純菜の胸に“何か”を熱く掻き立てるのも事実なのだ。
おしっこと恥液で濡れた純菜のあそこに、スライムの男根がゆっくりと埋まってゆく。
つばさの小さなあそこにも、不似合いなほど野太いものが、容赦なく埋まってゆく。
プリマヴェールとスライムの合体が、完了した。
…じゅっじゅっじゅっじゅっ!
すごい速さの抽送が……まさに、蹂躪と呼ぶべきものが、始まった。
悲鳴をあげて、床を悶え動くふたり。
ふたりの足はもつれ、下着を脱がされている股間に
男根触手が出入りを繰り返す様子が、プリンスにもはっきり見えた。
(ああ…………)
抽送は激しいのに、純菜の目の前には、抱きしめるべき相手の身体もない。
人間じゃないものとセックスをしているんだという自覚が、胸に突き刺さる。
(ゴメンね、茜、ちなつさん……みんなを助けようとしたのに、
みんなのかたきを討とうとしたのに、けっきょく、同じことを受け入れてしまって…)
太い男根が強烈に純菜のGスポットをえぐり、一瞬、絶大な快感に、意識が跳んだ。
(そ、それで私、気持ち良くなってるぅぅ……!)
人間じゃないものとのセックスは哀しい。
はっきりと性欲に基づく動きを相手がしていることがわかるだけに、
犬、猫のような動物とセックスしているのと変わらない惨めさをおぼえるのだ。
そんなセックスにつきあわされている自分も、
スライムと同じ、人間以下の生き物のような気がしてくる。
一突き一突きごとに、より、自分がそうなっていくように思い、
頭が被虐感で痺れてくるのだ。
「ねーさま、あっ! つばさは…あっう! に、人間ですよね……。うぅっ!」
「つばさちゃんっ! に、人間よっ! あン…自分を見捨てちゃダメ! あっあっ!」
「ふふ……そろそろ教えておこうか。お前らに、残念な知らせがある」
プリンスはふたりの哀れな媚態を見下ろして、言った。
「我らが超遺伝子工学を用い、スライム男には新たな改良が行われた。
一度スライムの仔を身篭ってしまうと、母体にも大きな変化を及ぼす。二度と、
人間の子が産めなくなるのだ。……一生、スライム男の仔しか、産めなくなるのだ…」
信じられない言葉を聞いて、純菜は絶句した。
「…………嘘」
「嘘ではない。……妊娠すれば、もはや、お前は人間ではなくなるのだ、純菜」
「いやぁ……ぁ…………」
激しい抽送を受け続けつつも、純菜は全身から力が抜け、涙が溢れるのを感じた。
「わたしが、わたしが、そうなるんですか…」
「そうだ。お前が、そうなるんだ。
スライム男が、お前の人生の伴侶、この世でたった一人のお前と同種の者となるのだ」
(本当に、本当にそこまで、堕とされるんだ……)
これまでプリンスから聞いた中でも、最も衝撃的な宣告だった。
自分は、どこで誤ったのだろう。
…どこかで、この道から逃れるすべはなかったのだろうか。
もはや、プリマヴェールとか悪がどうとかそういう問題ではない、
『若草純菜』という存在の根底から消し去られるような恐怖を、純菜は感じている。
だが、逃れる道なんて、もうわからなかった。
プリンスにすべてを捧げた、あの日から。
「…………………」
「覚悟はできたか、純菜」
「…………………………………(ぐすっ)……射精をお願いします…」
野太いものがさらにごりごりと強力に膣を擦り始めた。
全身の触手も、一気にその動きを活性化させた。
もう、快楽を味わうなんて状況ではない。
嵐のように身体を吹きすさぶ凌辱と快感を、
床にしがみつくようにして、必死に耐えるだけだ。
ふたりは、動物のような声をあげて泣き叫んでいた。
人間の限界、女の限界が来ている。
こんな凌辱を味あわされる人類が、他にいるだろうか。
ドッ…シュウウッ!
プリマヴェールの膣内で、スライム男のペニスが爆(は)ぜた。
噴き上がるような大量のスペルマを、何の抵抗もせず、純菜の子宮口は受け止める。
「きゃ、はぁぁ……っっ!!」
ぶるぶるぶる、っと、おこりのような震えがきた。
長い、長い、絶頂だった。
「……あーっ、……あーっ、……あっ、はっ、は、はぁぁーっ……」
……息も絶え絶えの状況から、ようやく呼吸を取り戻すと、
ぼんやりしていた頭にも少しずつ覚醒の気配が見えてくる。
すごい量……、わたしのアソコが、精子の泉みたい……
そんな感触を、たしかに股間におぼえる。お腹が精子で膨れるほどの量だ。
純菜は、最後の瞬間、せつない気持ちでみずから腰を振って
スライム男の射精をうながしていたことに気付いていた。
茜が犯されていた時と、茜の絶頂の瞬間と同じだな……と思い出す。
(女だったら、雌だったら、誰もこの快感には勝てないんだ……)
そう、悟った。
同じく、絶頂に息も絶えそうになっていたつばさが、ぴくっと身を躍らせた。
走ったのだ。
あの、スライムの精子を受胎したことを母体の保持者に知らせる痛みが……。
「ねーさま……。…………つば…さ、本当に、に、妊娠しちゃったみたいですぅ……」
「つ……つばさちゃん……!?」
「もう、もう、つばさは本当に人間の女の子じゃなくなっちゃいました……」
小さな身体で亀のような姿勢をとって、必死に快楽に耐えていたつばさ。
その姿勢のまま、床を見つめたまま、声を振り絞るように、つばさはそう言った。
顔の下の床には、ぽつん、ぽつんと涙の滴が落ちていた。
「つばさちゃん……」
そんな純菜の膣内でも、触手は直接卵子に精液を吹きかけるべく、
細く長く胎内を伸び続けていた。
* * * *
数日が経った。
純菜は、シャワールームで今日一日の調教の汚れをきれいに洗い落している。
その裸身に、スライムはまとい付いたままだ。
プリンスの言った通り、本当に、24時間張り付けられているのだ。
シャワーと純菜の手が近づくと、
スライムはちゃんと洗う邪魔にならないように避けている。
時折、乳首や股間に触手を伸ばしてイタズラをする。
「あん、……駄目よ…」
シャワーの音に、たち、たち、と近づいてくる足音が混ざった。
「ねーさま、そろそろあがりますか?」
「うん、つばさちゃん」
調教の後、いっしょにシャワールームを使っていた、つばさだ。
股間はまだうぶ毛も生えているかいないかで、縦線がくっきり見えている。胸も薄い。
純菜の一回りも二回りも小さい、本当に中学生らしい身体つきだ。
しかし、そのつばさにも、スライムはまとわり付き続けている。
つばさの身体が小さいので、
時折、スライムの方がつばさを背負っているかのように見えるほどだ。
そして──
つばさのお腹の中には、もう、赤ちゃんがいる。
もう一生、つばさが人間相手の子供を産むことはできないのだ。
「ねーさま…。今夜も、お部屋でエッチしませんか?」
「うん、いいよ。エッチしましょう」
どちらかの部屋で同衾し、愛し合うのは、すでにふたりの日常だ。
外の世界で生きてきた頃には、それはふたりにとって有り得ない関係だったが…。
──あれから、二度、ふたりは“おしおき”としてスライム男の射精を受けた。
幸い、まだ純菜は受胎していない。
だが、つばさは、自分の巻き添えを受けたようなものだと純菜は思っている。
巻き添えで、つばさは、こんなに自分より小さなつばさは、
自分ですら辛い地獄のような性的責めを受けさせられたのだ。
そして今や、その身体は、人間のそれではなくなってしまった。
純菜はせつなくて仕方なかった。
「んー……」
目を閉じたつばさが、ちゅっ、と純菜に口付ける。
優しくつばさの唇を受け止め、少しの間味わうと、行こう、と純菜は言った。
シャワールームの扉を、手を繋いだ裸のふたりが、開け、去っていった。
* * * *
街を、破壊と蹂躪が、覆い尽くしていた。
一般人が逃げ惑い、人間たちの対マルク・ジェネ反乱動隊が策もなく右往左往する。
その暴虐の大波の中心にいるのは──、ふたりの少女だった。
怪人部隊の一員として、マルク・ジェネに反旗を翻した街を攻撃する、
流聖天使プリマヴェールのふたりである。
銃による反撃もオーラで弾き、悪の意志によるオーラで反撃、
狙撃者を吹き飛ばしてゆく。
「はぁぁっ…」
元警察官・自衛隊員を中心に構成される対マルク・ジェネ部隊が繰り出してきた
装甲車の縁(へり)に手を掛ける。
10代の少女が、腕力で装甲車を傾ける……そんな、信じ難い光景を、反乱部隊は見た。
「やっ!」
そのまま押しやると、装甲車は轟音を立てて横転した。
反乱部隊の群れが催涙弾を構えた。対抗して、必殺技の構えを取る。
「シューティング・スターライト──」
その時、壊れたビルから逃げ遅れた少女が飛び出し、
泣きながら純菜たちと反乱部隊の間を走って横切った。
(はっ………!)
思わず、撃つことをためらった純菜と対照的に、躊躇なく催涙弾を撃つ反乱部隊。
「!」
ふたりは慌ててジャンプして逃げた。が、少しだけ催涙弾の余波を被ってしまった。
「しまった………」
* * * *
──数時間後。
戦闘は終わり、街はふたたび静けさを思い出した。
人一人いなくなった街に立つ勝利者は──プリマヴェールのふたりだ。
ごくろうだった。純菜。つばさ
プリンスからの通信が入った。
「はい。ありがとうございます」
ただ、一度だけ躊躇したな……もう少しで、作戦を失敗させるところだったぞ
「……はい…、申し訳ありません、プリンス様。お許しください…」
いや、許さん。……おしおきだ
「…あ、あぁ………」
それは、またスライム男の射精を受けることを意味する。
ここで、このまま、真っ昼間に路上でだ。
ぬるうり、と体表を大きくスライムが動くのを感じる。
ぞくぞくと寒気が走り、肌が粟立つ。
長く細く純菜の全身に触手が這う。的確に性感帯を突いてくる動きが、嫌だった。
つばさの服の下の触手の動きを見ると、純菜のスライムの動きとは異なっている。
それぞれの女の子のベストパートナーとなるべく、責め方を学習しているのだ。
濡れたクリトリスを五回も優しく擦られれば、もう立っていられなくなる。
街灯の根元にすがりついて、ずるずると腰を落とした。
「んんう……はああっん……」
今日はコスチュームに隠れて見えないが、
その中ではスライムが純菜の白い裸体を、思うさま嬲っている。
純菜は幾百もの同時愛撫に耐え、目を閉じて必死に街灯にしがみつく。
射精こそプリンスに命じられた時だけだが、
こうしてスライムにいじられるのはもう日常のことだ。
もう、スライムの女だ。
衿ぐりから大きな塊が出て来る。男根触手。
奉仕を求められているのもわかっているので、当たり前のように、なめ始める。
プリンスの男根に奉仕する時と同じく、心を込めて。丁寧に。
自分を破滅させる器官なのに、大きくなってくれるのが何故か嬉しかった。
(おちんちんをなめて嬉しくなる気持ちなんて、
処女の頃にはぜったいわからなかったな……)
交尾に充分な大きさとなり、純菜の奉仕に満足すると、
男根触手はいつものように下半身目指して這っていった。
痛いのは嫌なので、純菜は自分の指でコスチューム越しに女陰を開く。
ぐ、ぐっと力を込めて、太い男根が膣にめり込んで来る。
「か……はあぁっ!」
その乱暴さにすら快感を感じる堕ちた自分が、呪わしい。
また、純菜とスライムは、合体した。
抽送が始まっている。
路上なのに。真っ昼間だというのに。
友達と買い物に出歩いたその場所で、下等動物と事実上の獣姦をさせられ、
大人しく従っているプリマヴェールのふたり。
コスチュームは着たままだが、股間の下着は盛り上がってはへこみ、
盛り上がってはへこみを繰り返し、その下の抽送の激しさを物語る。
全身の触手からも、汚液は垂れ流され放題だ。
汁は、美しく清潔なコスチュームに裏から染み出し、
袖口などからも、たらりと糸を引いて溢れ出る。
行為が終わった後は、おそらく全身生臭さでいっぱいになってしまうだろう。
純菜はもう街灯に掴まっていることもできず、地面にへたりこみ
涙を滲ませながら必死に抽送に耐えている。
腰が抜けてしまっている状態だ。
こうして、プリンスの命令あらば、いつでもどこでもスライムと
交尾しなければならないのが、今のプリマヴェールふたりの身分なのだ。
つばさは、純菜とは反対に仰向けの姿勢で手足を縮こめて、抽送に耐えている。
真っ赤になった顔を、両手で覆いながら。
つばさの下着の伸縮を繰り返している部分は、膣の場所ではない。
もっと下の方だ。
妊娠を正式に確認されたつばさは、以降、責めをアナルセックスへと転換されたのだ。
「ああぁあ、あぁ………」
路上で怪物とアナルセックスをする自分など、以前のつばさは
想像したことがあっただろうか。しかもその怪物の仔を妊娠しているなんて……。
ただ、大好きな“ねーさま”と共にいたい、
そう思っていただけなのに、遂にはこんなことになってしまったのだ。
じゅぷっ、じゅぷっ、じゅぷっ、じゅぷっ……
明るい太陽の下の市街に響くのは、もはや、ふたりの少女が犯される抽送音だけ。
そして、ふたりの息絶え絶えに喘ぐ声だけだ。
「あぁん、あぁん、イッちゃう、イッちゃう…」
「すらいむに、犯されて、また、イッ、イッちゃいますうっっ!!」
快感で頭の中が真っ白くなってくる。全身が大量の熱と汗を放散する。
かつて肌が粟立つほど怖気(おぞけ)を感じていたスライムに、
今や、身体の内側から全身を熱くされているのだ。
もはやスライムの汚液だけではなく、恥ずかしい女の子の液も
股間からねっとりと垂れ流され、太股を汚している。
はぁはぁ熱い息を吐きながら、自分でも乳房をこねる。
絶頂は間近だ。
そしてこの獣姦の様子はすべてプリンスにもモニターされ、見られているのだ。
“スライムに触られて、どこが気持ちいい?”
プリンスが、通信機でふたりに呼びかけた。
「全部ぅ、ぜんぶ気持ちいいですっ!」
“スライムとセックスして、おまんこが感じるのか?”
「はいぃっ…! おまんこしびれる…!」
“クリトリスはどんなだ”
「クリトリスもコリコリっていじられて……あんん…っ」
「つばさも、つばさもコリコリってされてますぅ……。ああっ!!!」
どっぷううっっ────っ!!!!
そしてついに、スライムの男根が、一息に人間の拳ほどもの量の精液を、射精した。
「あっふぁッッ!! ン、ンン─────っっ!!!」
また人間じゃないものに種付けされた──。
その屈辱が、射精の物理的衝撃と共に、純菜を被虐感に痺れさせる。
「イッちゃう、イッちゃう……」
目を閉じ、涙とよだれをこぼしながら叫ぶ純菜。
「つばさのおしり、あふれちゃう……!」
つばさもぼろぼろ涙を流しながら全身に痙攣を起こしている。
スライムに続き、ふたりも、モニターでプリンスに凌辱の一部始終を
楽しまれながら、イッた──。
──そして、
そして、純菜の身にも、それは起こったのだった。
いつものように、産道を極細触手が遡ってくるのを、胎内の違和感として
感じていた純菜。しかし、今日は──、
「あッツ!」
チクリと、痛みとも呼べぬような微細な感触が、遂に純菜にも、はしった。
ちなつからも聞いた。つばさからも聞いた。
スライムの仔を受胎してしまったことを知らせる痛み……
涙の中、なぜか、純菜の顔には微笑みが浮かんだ。
(終わったんだ──)
すべてをあきらめた者の、痛ましい、微笑み。
「つばさちゃん」
手を、伸ばした。つばさと手を繋いだ。
「待たせて、ゴメンね。私も、とうとう受胎しちゃったみたい……」
「ねーさまも、ねーさまも、今、人間じゃなくなっちゃったんですか……!」
つばさが、純菜の分も、号泣した。
「プリンス様、ご報告します。純菜も。……純菜も、
スライムの仔を妊娠した、みたい、です…」
通信モニターの前で、プリンスは満足げに微笑んだ。
純菜の涙は、
叶わなかった自分の小さな夢──自分と、……大好きな、プリンス様との間の子──
ついに生まれることのなかったその子のためにも、一筋二筋と、流れ続けた……。
* * * *
そして、出産の日は来た。
「そろそろだな。体調はどうだ。純菜」
「あの……プリンス様」
あれほど細かった純菜のお腹が、今や、風船のようにみごとに脹らんでいる。
純菜は、それを優しく慈しむように撫でながら、言った。
「純菜…、お乳が出るようになったんです。純菜の母乳……飲んでもらえますか?」
フッと笑うと、プリンスは純菜のコスチュームの前を開いた。
美しい形だった純菜の乳房は、
出産を控えて一回りか二回りは大きくなっているように見える。
プリンスは純菜の乳首を口におさめ、柔らかく吸った。
吸い込むと、じゅわっと純菜の母乳が口中に溢れる。
自分の乳首から温かい液体が吸い出されるのを、純菜もはっきりと感じている。
「ン………」
少し、性的な快感も、感じる。
初めての妊娠。初めての授乳。
ついに自分の子の父親となってくれなかったプリンスに、
母乳だけは一番最初に味わってもらいたい。
なぜだか、そう考えた純菜だった。
ストレッチャーが分娩室に着くと、「ねーさま!」と声がかかった。
「つばさちゃん、大丈夫?」
「ハイです! く、苦しいけど、頑張ります!」
中学生のお腹をパンパンに膨らませて、つばさが先に分娩台に据えられていた。
純菜の出産が早まったため、一緒の日に母になることになったのだ。
流聖天使プリマヴェールふたりの、スライムの仔同時出産が今、始まる。
ふたりのいきむ声が分娩室に響いた。
「ん────っ! ん────っ!」
「あぅ────っ! はっ、あむ────ぅっ!」
「つばさちゃんっ、……がんばってっ!」
人生で感じたことのないほどの絶大な苦しみを耐え、規則的な呼吸を続けながら、
ぼーっとした頭でふっとあの日の分娩室を思い出す純菜。
ちなつ、沙耶香姉妹の出産のあの日だ。
(同じ立場になっちゃった──同じことを、してるんだ──)
やがて、自分の股間から少し、緑色の頭が覗けた。
(わああ、おんなじだ、おんなじだよう)
(はやく、はやく出してあげないと)
最後の苦しみを耐えて、頬を真っ赤にして必死にいきみ続ける純菜。
そして──
どろり、と、ふたりのプリマヴェールの股間から、
スライム男の二世が一匹ずつ、這い出してきた。
プリマヴェールのふたりは、今、この瞬間、スライムの母になったのだ。
「純菜、嬉しいか? …かつてお前らに惨めに倒された
スライム男の仔を産まされて。…人間ではない身体にされて……」
プリンスの言葉に、ぜえぜえと息をつきながら、純菜は答えた。
「はいっ!」
「これからも、スライムの仔を何匹も何匹も産んでもらうぞ」
「はいぃっ!」
純菜は、汗と涙で濡れ、乱れ髪が張り付いたままの顔で、叫んだ。
「もっと純菜を堕としてくださいっ! どこまでもどこまでも、
地球上で一番惨めな存在になるまで堕としてぇ!
それが、変態マゾに生まれた純菜の最高の喜びなんですぅぅっ!!」
きらびやかなコスチュームを纏(まと)い、何度も自分たちを打ち倒して来た
プリマヴェールが、ぱっくりと股を開いてこんなことを叫んでいる。
ここまで堕とした。
プリンスは深く満足を覚え、純菜の乳房に手を伸ばし、ぎゅっと握った。
乳首から母乳を垂らしながら、純菜はうっとりと目を閉じ、
プリンスの腕に頬を寄せるのだった──。
<終わり>